素肌美と食事~スパイス編~

カレーにつかわれる主なスパイスは5つ

いよいよ本格的な夏がやってきましたね。夏といえば、カレー。実は、カレーの辛味につかわれるレッドペッパーには身体を冷やす作用があります。スパイスには薬効があるので、インドのお母さんは家族の調子をみて、スパイスの調合を変えるといいます。

知っておくとカレーがおいしくなる知識と、スパイスを使った飲み物のレシピをご紹介します。

カレーのスパイスの種類は沢山ありますが、クミン、コリアンダー、ターメリック、レッドペッパー、ガラムマサラの5つが基本のスパイスです。

消化吸収を促進するスパイス、クミン

インド料理の基本となるスパイスで、独特の強い香りと甘い風味が特徴。消化吸収を促進し、胃の働きを助け、解毒作用や駆風作用があります。

※駆風作用とは…腸内に溜まったガスを出す作用のこと

【胃が重い時にオススメ!クミンティー】

クミンシード小さじ1を鍋で黒くなるまで乾煎りする。コップ一杯の水を注ぎ、沸騰させる。クミンティーの出来上がり。胃腸の調子が悪い時に効きます。

【暑くてぐったりの時にオススメ、スパイスレモンスカッシュ】

塩ひとつまみ(出来ればミネラル豊富な自然塩を)、レモン汁(好きなだけ)、クミンパウダー(小さじ2/3くらい)を市販のサイダーに混ぜるだけ。暑さで疲れた身体がしゃっきりします。不思議に後をひくおいしさです。

消化を促進、カレーに欠かせないコリアンダー

中華料理の香菜、タイ料理ではパクチーと呼ばれるものです。スパイスとしてはタネを使います。緑の葉を刻んで、料理のトッピングに使うこともあります。消化を促進し、駆風作用をもつスパイスです。葉には解毒作用があるといわれます。カレーのとろみを作る大事なスパイスです。

【身体が火照っていたらコリアンダー水がオススメ】

コリアンダーシード小さじ1を水が入っているコップに入れ、一晩置きます。薄い茶色になったらコリアンダー水の出来上がり。タネを濾して飲みましょう。ちょっとクセのある味ですが、飲むと身体の余分な熱が取れます。

殺菌作用のあるターメリック(ウコン)

カレーの黄色い色の元となるスパイス。殺菌作用が強く、血を浄化し、また止血効果をもち、肝機能を高め、強壮作用もあります。さらに、腸内細菌の働きを整えてガスを抑えます。また全体の味を調和させる力があります。ただし一度にたくさん使うと、料理が苦くなってしまいます。

食欲を増進させるレッドペッパー(赤唐辛子)

料理に辛さを出し、食欲を増進させ味を引き締めます。少量では身体を温めますが、一定量以上ですと発汗作用が強まり気化熱により身体が冷えますので、辛いカレーを食べた後は身体の冷えに注意。料理をしていて味がぼやけてイマイチの時に、隠し味として使うのもオススメです。

香りをつけるためのガラムマサラ

複数のスパイスを合わせたミックススパイスのこと。ガラムは熱い、マサラはブレンドスパイスの意味で、身体を温める作用と、適度な辛味をもつのが特徴です。

調理をする過程で失われるスパイスの香りをプラスするために最後の仕上げに使われます。塩味の炒め物の仕上げにガラムマサラをかければ、カレー風味になります。

カレーのスパイスにはそれぞれ役割があり、胃腸の働きが悪いとニキビや肌荒れを感じやすくなります。美肌作りオススメの一つとして、カレーのスパイスを食生活に取り入れてみましょう。

*「はじめてのインド家庭料理」香取薫著 講談社、「アーユルヴェーダ食事法」香取薫・佐藤真紀子著 怪(こみち)書房 を参考にしました。

まとめ

•カレーのスパイスは5種類
•クミンとコリアンダーは消化機能を改善させる
•ターメリックには殺菌作用や肝機能を高める作用がある
•レッドペッパーには食欲増進、発汗作用がある
•ガラムマサラは香りづけのミックススパイス
•胃腸の働きを促進させて美肌作りに役立てましょう