正しい紫外線の知識と対策でトラブル知らずのお肌へ

SPFとは?

日焼け止めはSPF値の高いものが人気ですが、実は普段の生活ではSPF30程度で十分なのです。むしろ、あまり高い値の SPFは肌に負担がかかります。出かける先や、活動に合わせてSPF値を使い分けるのがオススメです。

そもそもSPFとはなんでしょうか?SPFとはSun Protection Factor:紫外線防御指数の略です。アメリカFDA(Food and Drug Administration: アメリカ食品医薬品局)による基準で、紫外線を浴びた際にできる皮膚の赤い斑点が現れるまでの時間がどのくらいかかるかを示したものです。(1㎠ 当たり2mgずつ皮膚に塗布した時の値)

●SPF1《 白人20分: 黄色人種30分》

つまり、SPF1は黄色人種で30分の日焼け防止効果があります。
SPF2=60分、SPF10=5時間、SPF20=10時間となります。

つまり、真夏の日照時間を考えても、SPF30(15時間)あれば十分です。

オススメは白くならないタイプ

日焼け止め剤はファンデーションの上から付け直せるような、白くならないタイプがオススメです。また、汗をかくと日焼け止めが落ちるので、化粧ポーチに常備し、必要に応じていつでも塗り直せるようにしましょう。一度塗ったら塗りっぱなしという方も多いかもしれませんが、こまめに塗り直すとそれだけの効果があります。

塗布する際の注意点

オイルをつけた後、ファンデーションの前につけます。まんべんなくつけることがポイントです。特に頬骨の上(光が強く当たります)、鼻の頭(意外に塗り残しがあります)、首の後ろ(髪を上げていると、太陽の光が当たります)、耳の周り(黒ずみが出やすい)を忘れずに。

また、デコルテ、手の甲、足の甲も光が当たりやすいのでしっかり日焼け止めを塗りましょう。足の甲はサンダルを履くと、けっこう日焼けしやすい箇所です。

一日のおよそ60%の紫外線が10時〜16時の間にあたります。太陽が頭上に来るほど強い紫外線となるので、正午が最も紫外線の強い時間となります。この時間の外出はきちんとした紫外線対策をしましょう。

また、海辺、高い山、雪の多いところに行く際は厳重な日焼け止め対策をしましょう。雪や砂は紫外線を強く反射するため、強い日焼けを起こしやすいです。また、標高が1000m上昇するごとに紫外線は10〜12%増加します。海水浴、山登り、スキーの際はしっかりとした紫外線対策をしましょう。

お肌以外の日焼け止め

髪の毛も日焼けします。紫外線を浴び続けると、髪の柔軟性が低下し、キューティクルが剥がれ、内部のメラニン色素を破壊したり、水分が蒸発しツヤがなくパサつき、切れ毛、枝毛の原因となります。皮膚用の日焼け止めではなく、髪用のミストのUV剤を使用しましょう。

眼に強い光を受けることで、メラニン色素が活発になるため、サングラスは日焼けを防ぐ上で効果があります。また、眼に紫外線を浴びると、目のトラブルの原因になります。

サングラスや眼鏡には、紫外線防御効果のあるレンズ(紫外線がおよそ90%カットされます)を使ったものをぜひ選んでください。レンズの脇から紫外線が入り込むのをできるだけ防ぐため、なるべく顔に合った形のものを選びましょう。

また、日傘、帽子、アームカバー、ストールなど、ファッション性の高いものがたくさんあります。本格的なシーズンに入る前にお気に入りを見つけておくと楽しいでしょう。

日傘を持つ時は、周囲の散乱紫外線が入り込むのを防ぐため、柄の部分を短く持つようにしましょう。帽子はつばの広いものを。素材では、絹やポリエステル、ウールが紫外線透過率が低く紫外線を吸収しますが、暑い時期に使用するなら通気性の良い絹がオススメです。

紫外線を防ぐ理由

ところで、なぜ紫外線を防ぐ必要があるのでしょう?それは、紫外線には肌老化(シミ、シワ、たるみ)と乾燥を促進してしまう作用があるからです。また、紫外線は皮膚や眼に有害な作用を及ぼします。日焼け止めを塗って紫外線をブロックし、しっかりとした保湿をしていれば、角質層が外からの影響を防御してくれ、肌を守ってくれます。

ただし、日焼け止め剤が肌に残っていると、肌荒れの原因になります。寝る前に必ず落とすようにしましょう。

こんな思い込みはしていませんか?

「曇った日なら大丈夫」
曇った日でも油断できません。薄い雲の場合、紫外線は80%以上地上に届きます。

「ずっと家にいるから大丈夫」
家の中にいても紫外線は窓ガラスを通過して部屋の中に入ってきます。また、洗濯物を干すためにわずかな時間外に出ただけでも日焼けします。紫外線の強い時期は、外出の予定がなくても日焼け止めを塗る習慣づけをするとよいでしょう。

まとめ

・SPF30で日常は十分
・日焼け止めは白くならないタイプを
・汗をかいた時、水に濡れた時は塗り直しを
・塗り残しがないようにまんべんなくつけましょう
・髪にも日焼け止めを
・サングラス、日傘、帽子などのグッズも併用
・紫外線による日焼けは肌老化と乾燥の原因
・曇った日でも紫外線量はあまり変わらない
・家の中にいても紫外線は当たります
・10時〜16時は要注意
・海、高い山、雪の多い所に出かける時は厳重な対策を