生理不順や便秘などでお困りの方へ伝えたい8つのこと

生理と美肌は関わりがあります

この頃気になるのは、20〜30代の若いお客様で生理のトラブルを抱えている方が多いことです。私がお話を聞いて、大きく二つのタイプがあるように思います。生理の前から身体が辛く、生理痛のひどい方と、1年間に3、4回しか生理のこない方です。

心配になってしまうのですが、生理に問題があるのに、本人はあまり重大なことと考えず、日々の生活に流されるまま放置していたりします。将来赤ちゃんを産む大事な身体であることはもちろんですが、生理のトラブルは美肌にも関係します。肌の表面をケアするだけではなく、身体を健康にしなければ、美肌になることはできません。

生理は確かに面倒なことですが、女性の身体にとって大切な働きをしています。正常な生理は健康のバロメーターでもあります。これから、生理について私のアドバイスできることをお話させていただきます。

生理のこと、ちゃんと考えていますか?

まず、生理の仕組みについて簡単に説明します。月経周期は25〜38日が正常です。月経期間は3〜8日です。月経はエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という、二つのホルモンによって起こります。

女性の身体はこの二つのホルモンの増減によって3つの時期に分けられます。

1)月経後〜排卵まで(卵胞期  低体温  エストロゲンが優位)
体調良好。お肌の具合も良い。気分も安定。

2)排卵〜月経が始まるまで(黄体期  高体温  プロゲステロンが優位)
頭痛、肩こり、集中力が低下、情緒不安定に。
肌代謝が下がる時期なので、ニキビなどができやすい。

3)月経
貧血、腹痛、風邪をひきやすい、むくみなど。ダルくなりがち。

生理の開始日は記録をとりましょう。生理周期を記録するアプリなど便利ですよ。記録をつけておくと、病院に行く時はもちろん、旅行などのスケジュールを立てるのに役立ちます。できれば基礎体温をつけましょう。電子体温計に記録機能がついた物も発売されています。

また、エストロゲンが分泌されると、細胞が活性化し、肌にハリと潤いを与えます。(プロゲステロンの分泌が増えると、ニキビや身体の不調が起こりやすくなりますが、妊娠には欠かせないホルモンです。美肌にも関係があります。) 二つのホルモンがバランス良く分泌されることが健康のために必要です。

生理に問題を抱えた方の共通点

最初に挙げた二つのタイプに共通するのが、(1)不規則な生活、(2)乱れた食生活、(3)身体が冷えていることです。こういった方の肌は、ニキビなどはあまりないものの、代謝が悪くザラザラしてくすみがちです。

(1) 不規則な生活
最近では勤務時間を選べる仕事が多いようです。そのため夜中まで起きていたり、夕方まで寝ていたりといった、身体の生態リズムと違う生活になりやすいようです。
夜は身体を回復させる機能が一番働く時間帯です。

(2) 乱れた食生活
食事は外食やコンビニ食などですませてしまい、そのため野菜や繊維質・ビタミン・ミネラルの摂取が少なく、栄養が炭水化物に偏りがちです。
その結果、体重が増えることも多く 極端に食べないダイエットをする傾向があります。

(3) 身体が冷えている
お顔は温かいのに、手足がとても冷たいです。顔色は悪く、黒っぽい感じがします。頭痛や肩こりに悩むことが多いようです。

便秘にもなりやすく、便秘薬を飲むことが習慣になってしまい何年も飲み続けているという方もいらっしゃいます。また、生理痛がひどいため、痛み止めを飲むのが習慣になっている方も多くいらっしゃいます。

小さなことから改善をしていきましょう

(1)規則的な生活
できるだけ毎日決まった時間に起きるようにしましょう。お休みの日もなるべく同じ時間に起きる方が身体に負担がかかりません。身体はリズムを好みます。起きたら太陽の光を浴びるようにすると、体内の周期が正常になります。

夜はなるべく同じ時間に就寝するようにしましょう。オススメな時間帯は、22時〜24時までに就寝です。

(2)少しだけ自炊を取り入れる
皆さんの食べたものご自身の身体を作ります。簡単なものから、自分で料理をしてみませんか?献立全部ではなく、冷奴やお椀に具材を入れてお湯を注ぐだけのお味噌汁や青菜を一品足してみるなど、できる範囲でトライしてみましょう。トマトを切って塩をかけるだけで、食事の内容がアップします。最近は夜遅く帰った時に簡単にできるレシピを集めた料理本などもあるようです。

すごく疲れていて、買った物で済ませたい時は、味噌汁やスープなどの温かい物を一緒にとるようにしましょう。冷たいものばかり食べると身体が冷えてしまいます。

(3)代謝を上げる努力を
身体が冷えている人には運動不足が多いようです。日々の中で身体を動かす機会を増やすようにしましょう。エスカレーターではなく階段を使う、仕事の合間にストレッチをするなど、できるところから始めましょう。テレビを観ながらスクワットはどうでしょう?

運動が苦手な方にヨガが人気ですが、代謝を上げるには筋トレがオススメです。慣れてきたら徐々に運動強度を上げていくといいですね。続けているうちに、身体が疲れにくく、冷えがなくなってきたことに気づきますよ。

便秘薬や痛み止めはどうしても必要な時だけに限り、常用するのはやめましょう。(薬局で薬を買うのではなく、医師に相談して処方してもらう方がいいかもしれません。薬を気軽に飲むことはオススメしません。)

生理痛の時は

生理になったら、3日目くらいまではできるだけゆっくりするようにしましょう。お休みの日に当たったらラッキーですね。腰を温めると痛みがやわらぎます。腹巻をしたり、ホットカイロを腰やお腹に当てたりします。(低温火傷には注意してください。)

痛みが辛い時は、痛み止めを飲んでも良いと思いますが、胃に負担がかからないように何かを食べてから薬を飲むようにしましょう。薬が必要なくらい痛むことが続くようでしたら病気の可能性も考えられますので一度病院に行くことをオススメします。

身体の健康が美肌には欠かせません。自分の身体を気にかけ、いたわることができるのは自分だけです。特に、生理は女性にとって大切です。友人同士のうわさなどではなく、きちんとした知識をもち、身体をケアしてあげてください。

最後に……みなさんは誰かから物を借りたら、汚したり壊したりしないように大切に使いますね。みなさんの身体も、誰かからの借り物だと考えてください。雑に扱わないで、大事に、大事にしてあげてください。

まとめ

•生理は美肌と関係があります
•エストロゲンは美肌ホルモン
•不規則な生活、乱れた食生活はNG
•生理にトラブルがある人に冷えている人が多い
•規則的な生活を
•少しだけ自炊を取りいれて
•代謝を上げましょう
•生理痛の時はまず温めて