敏感肌の人のための化粧品の選び方2

日焼け止め剤の選び方

前回に続き、敏感肌の方が化粧品を選ぶ時の目安になるものをまとめました。

●日焼け止めはやっぱり必要

肌にトラブルがあると、日焼け止めをつけることを負担に感じる方は少なくないと思います。しかし日焼けは1)老化の原因、2)皮膚炎の原因、3)皮膚ガンや目の病気の原因になるので、塗るようにしましょう。

また日傘や帽子をしていても地面からの照り返しがありますので、日焼け止めは必要です。

●SPF21で十分

高い数値のSPFは肌負担になるため、SPF21までの日焼け止め剤がオススメです。

・PA+について
PA+は紫外線A波を防ぐものです(A波は日を浴びて肌をすぐ黒くします。真皮に達して肌のコラーゲンやエラスチンを破壊しシワ、たるみの原因になります。)。+の数は、色素沈着が起こるまでの時間をどれだけ延ばせるか示したものです。

+     (2~4倍)
++   (4~8倍)
+++  (8~16倍)
++++(16倍以上)

・紫外線吸収剤不使用のものが低刺激
日焼け止めには、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤が使われています。紫外線吸収剤は肌への刺激が強いので、「ノンケミカル」「紫外線吸収剤不使用」と表示のあるものを選ぶと良いでしょう。

●パウダーファンデーションの重ね塗りがオススメ

パウダーファンデーションに配合されている成分は紫外線散乱剤として使用されるものもあります。そのため特に日焼け止め効果をうたったものでなくても、日焼け防止効果があります。日焼け止めを塗った上にパウダーファンデーションを塗れば、より日焼けを防ぐことができます。

美容液、クリームなどの選び方

肌のバリア機能が低下している時には、肌内部の水分が外へ逃げ出してしまいやすくなっています。角質層の水分を保持するためにはスクワランオイル・ヒアルロン酸・クエン酸・大豆発酵エキスなどが配合されているものがオススメです。

・スクワラン
深海鮫の肝油から作ったもの(植物油から作った植物性スクワランもある)。皮膚に対する浸透性がよく、ベタつきがない。医薬品にもよく使われる。

・ヒアルロン酸
鶏のトサカから作られる(微生物の発酵によって作られるものもある)。多量の水分を含むことができる強力な保湿成分。

・クエン酸
植物性の有機酸。収れん効果、ph調整効果、肌のキメを整えて健康な状態を保つ働きがある。

・ダイズ発酵エキス
大豆を発酵させ抽出し精製したもの。肌表面に水分保持力の高い皮膜を作る。持続性のある保湿効果に優れる。

ファンデーションの選び方

アレルギーを起こしている状態の時には、メイキャップはオススメできません。…と言っても、現代の日常生活ではメイキャップも身だしなみの1つですから、できるだけ肌負担の少ない、保湿性の高い商品を選びましょう。

カバー力の高いファンデーションは肌負担になることが多く、水に弱いほど(崩れやすい程)肌への負担は少ないと考えてください。正しい保湿ケアの後にファンデーションを使用することで、保湿によるバリア機能が働き、肌負担を最小限に抑えることができます。

※成分の説明(乳酸菌エキス除く)については「化粧品成分ガイド(第5版)」を参考にしました。

まとめ

・日焼け止めはSPF21くらいのものを
・「吸収剤不使用」「ノンケミカル」のものを
・ 美容液などはスクワラン、ヒアルロン酸、クエン酸、ダイズ発酵エキスを
・ カバー力の高いファンデーションは肌荒れしやすい