健康素肌へ導く…実践したい6つのこと

健康な身体と素肌美は切っても切り離せません

美しい素肌をつくるには、1.皮膚の生理機能を整えること、2.体内の機能を正常化することが必要です。そして素肌美の大前提として、3.心身の健康があります。

WHO(世界保健機関)では健康の定義について次のように表しています。

「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」

つまり心が安定していること、社会的な環境が整っていること(家庭や仕事が順調かなど)も健康の要素なのです。

あなたの意識が素肌美をつくります

毎日のスキンケアの中で、自分の肌と対話をしましょう。ニキビはないか、乾燥はないか、シミは出ていないか、手で触りながら肌の変化を確認します。もし異変に気づいたら原因を考えてみてください。

この頃、睡眠時間は十分とれていますか?バランスの摂れた食事をしていますか?仕事でストレスが溜まったりしていませんか? もしかしたら新しいメイクアップコスメが合わないのかもしれません。そうして対策を考えていきます。

例えば生活習慣が乱れているなら早寝早起きなど生活のリズムを整えるようにするとか、自分に合わない食べ物でニキビができてしまったのなら乳酸菌(※ニキビの回を参照)をつけ、その食べ物を覚えて食べないようにするとかをしてみます。それでまた肌がどう変化するかをみます。

自分のことを1番よく知っていて、気に掛けてあげられるのは自分です。肌との対話の繰り返しがあなたを素肌美に導きます。

古い角質が溜まっていませんか?(肌代謝の仕組み)

表皮内のサイクルは健康な状態で、28日間と言われています。角質細胞が表皮下部の基底層より角質層へ14日間で押し上げられ、角質層で14日間かけて老化物質となります。これが肌代謝です。

健康な状態では古い角質は自然にはがれ落ちていきますが、25歳をピークに肌代謝は徐々に低下します。古い角質が肌に残っていると、くすみやシワの原因となります。また角質層へ潤いや栄養を届けることが難しくなるため、せっかく肌に栄養を与えても、皮膚表面に乗せているだけの状態になってしまいます。

角質層に潤いと栄養を届けるためには、古い角質を取り除く必要があります。古い角質を傷つけずに優しく取り除くには、ゴマージュ(植物などの種を摺り潰した細かい微粒子で洗うこと※ターンオーバーの回を参照)が最適です。

顔筋マッサージを習慣にしましょう

洗顔と化粧水、美容液をつける時に顔筋に沿ってマッサージをして、顔筋を鍛え血流を促進しましょう。人の皮膚は筋肉で支えられていますが、その筋肉が衰えることにより皮膚の重みを支えることができなくなります。それによりたるみやシワができます。正しいラインでマッサージすることで顔筋を鍛え、皮膚を持ち上げることができます。

顔筋マッサージをするには、手の平全体を使います。

1.手を頬のあたりに当て、上下に大きく動かす
2.額に片手を当てて左右に大きく動かす
3.両手で小鼻を挟んで上下に大きく動かす
4.片手を口のあたりに当てて左右に大きく動かす
5.最後にもう1度、頬のあたりに当てて上下に大きく動かす。

これが顔筋を刺激するマッサージのやり方です。簡単ですから、ぜひ毎日の習慣にしてください。

保湿をしっかりしましょう

保湿には、化粧水の重ねづけがオススメです。詳しくは、「冬の乾燥肌対策」の回をご覧ください。

混合肌だと誤解していませんか?

ところでTゾーンは脂っぽいのに、頬は乾燥するから混合肌だと考えていませんか。それは、乾燥肌です。肌に水分が足りないため、余分に皮脂が出てしまっているのです。適切に水分を補えば脂っぽさがなくなり、普通肌になります。

素肌美をつくるのは、とてもシンプルなケアです。古い角質を取り除き顔筋マッサージをし、保湿と栄養を与えるだけです。もちろん、心身の健康も忘れないでください。どなたでも素肌美を得ることはできます。毎日の積み重ねが大切です。

まとめ

・心と身体の健康も素肌美には必要
・自分の肌と対話しましょう
・肌代謝を促しましょう
・顔筋マッサージを習慣に
・保湿をしっかり
・混合肌、実は乾燥肌です

正しい紫外線の知識と対策でトラブル知らずのお肌へ

SPFとは?

日焼け止めはSPF値の高いものが人気ですが、実は普段の生活ではSPF30程度で十分なのです。むしろ、あまり高い値の SPFは肌に負担がかかります。出かける先や、活動に合わせてSPF値を使い分けるのがオススメです。

そもそもSPFとはなんでしょうか?SPFとはSun Protection Factor:紫外線防御指数の略です。アメリカFDA(Food and Drug Administration: アメリカ食品医薬品局)による基準で、紫外線を浴びた際にできる皮膚の赤い斑点が現れるまでの時間がどのくらいかかるかを示したものです。(1㎠ 当たり2mgずつ皮膚に塗布した時の値)

●SPF1《 白人20分: 黄色人種30分》

つまり、SPF1は黄色人種で30分の日焼け防止効果があります。
SPF2=60分、SPF10=5時間、SPF20=10時間となります。

つまり、真夏の日照時間を考えても、SPF30(15時間)あれば十分です。

オススメは白くならないタイプ

日焼け止め剤はファンデーションの上から付け直せるような、白くならないタイプがオススメです。また、汗をかくと日焼け止めが落ちるので、化粧ポーチに常備し、必要に応じていつでも塗り直せるようにしましょう。一度塗ったら塗りっぱなしという方も多いかもしれませんが、こまめに塗り直すとそれだけの効果があります。

塗布する際の注意点

オイルをつけた後、ファンデーションの前につけます。まんべんなくつけることがポイントです。特に頬骨の上(光が強く当たります)、鼻の頭(意外に塗り残しがあります)、首の後ろ(髪を上げていると、太陽の光が当たります)、耳の周り(黒ずみが出やすい)を忘れずに。

また、デコルテ、手の甲、足の甲も光が当たりやすいのでしっかり日焼け止めを塗りましょう。足の甲はサンダルを履くと、けっこう日焼けしやすい箇所です。

一日のおよそ60%の紫外線が10時〜16時の間にあたります。太陽が頭上に来るほど強い紫外線となるので、正午が最も紫外線の強い時間となります。この時間の外出はきちんとした紫外線対策をしましょう。

また、海辺、高い山、雪の多いところに行く際は厳重な日焼け止め対策をしましょう。雪や砂は紫外線を強く反射するため、強い日焼けを起こしやすいです。また、標高が1000m上昇するごとに紫外線は10〜12%増加します。海水浴、山登り、スキーの際はしっかりとした紫外線対策をしましょう。

お肌以外の日焼け止め

髪の毛も日焼けします。紫外線を浴び続けると、髪の柔軟性が低下し、キューティクルが剥がれ、内部のメラニン色素を破壊したり、水分が蒸発しツヤがなくパサつき、切れ毛、枝毛の原因となります。皮膚用の日焼け止めではなく、髪用のミストのUV剤を使用しましょう。

眼に強い光を受けることで、メラニン色素が活発になるため、サングラスは日焼けを防ぐ上で効果があります。また、眼に紫外線を浴びると、目のトラブルの原因になります。

サングラスや眼鏡には、紫外線防御効果のあるレンズ(紫外線がおよそ90%カットされます)を使ったものをぜひ選んでください。レンズの脇から紫外線が入り込むのをできるだけ防ぐため、なるべく顔に合った形のものを選びましょう。

また、日傘、帽子、アームカバー、ストールなど、ファッション性の高いものがたくさんあります。本格的なシーズンに入る前にお気に入りを見つけておくと楽しいでしょう。

日傘を持つ時は、周囲の散乱紫外線が入り込むのを防ぐため、柄の部分を短く持つようにしましょう。帽子はつばの広いものを。素材では、絹やポリエステル、ウールが紫外線透過率が低く紫外線を吸収しますが、暑い時期に使用するなら通気性の良い絹がオススメです。

紫外線を防ぐ理由

ところで、なぜ紫外線を防ぐ必要があるのでしょう?それは、紫外線には肌老化(シミ、シワ、たるみ)と乾燥を促進してしまう作用があるからです。また、紫外線は皮膚や眼に有害な作用を及ぼします。日焼け止めを塗って紫外線をブロックし、しっかりとした保湿をしていれば、角質層が外からの影響を防御してくれ、肌を守ってくれます。

ただし、日焼け止め剤が肌に残っていると、肌荒れの原因になります。寝る前に必ず落とすようにしましょう。

こんな思い込みはしていませんか?

「曇った日なら大丈夫」
曇った日でも油断できません。薄い雲の場合、紫外線は80%以上地上に届きます。

「ずっと家にいるから大丈夫」
家の中にいても紫外線は窓ガラスを通過して部屋の中に入ってきます。また、洗濯物を干すためにわずかな時間外に出ただけでも日焼けします。紫外線の強い時期は、外出の予定がなくても日焼け止めを塗る習慣づけをするとよいでしょう。

まとめ

・SPF30で日常は十分
・日焼け止めは白くならないタイプを
・汗をかいた時、水に濡れた時は塗り直しを
・塗り残しがないようにまんべんなくつけましょう
・髪にも日焼け止めを
・サングラス、日傘、帽子などのグッズも併用
・紫外線による日焼けは肌老化と乾燥の原因
・曇った日でも紫外線量はあまり変わらない
・家の中にいても紫外線は当たります
・10時〜16時は要注意
・海、高い山、雪の多い所に出かける時は厳重な対策を

健康な頭皮から美しい髪の毛が生まれてきます

正しく髪の毛を洗っていますか?

今回はヘアケアについてのアドバイスをします。昔「髪は長い友達」というコマーシャルがありましたが、髪のケアも美肌に大切です。顔も頭皮も繋がった1枚の皮ですから、頭皮の状態が顔にも影響するのです。髪の洗い方の基本を確認しましょう。

髪の洗い方

1.ブラッシングしてほこりや汚れを浮き立たせる
⇒ブラシは静電気が起きにくい豚毛のものがオススメです。

2.お湯で2分間以上、髪に強めのシャワーをかけて毛先についた汚れを流す

3.シャンプー剤を手に取り、地肌に塗布
⇒シャンプーは髪と頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプーがオススメです。また、左右の耳と耳を繋いだ頭皮ラインをカチューシャラインといいますが、このカチューシャラインから顔寄りが皮脂の分泌が多い活発な箇所なのでしっかり洗いましょう。

4.指の腹で、小刻みに動かしながらシャンプーを泡立て洗髪
⇒頭皮が固くなると顔の皮膚がたるんできます。そして頭皮の動きが悪いところは髪が少なくなる可能性があるので、頭皮が柔らかくなるようにマッサージしながら洗いましょう。
●ポイント…指先で細かくマッサージをする(決して爪を立てることはしないでください)

5.十分にすすぐ
⇒すすぎが足りないとフケの原因になりますし、毛穴に汚れがたまりやすくなります。1つの毛穴から3本の髪の毛が生えているのが1番良い状態ですが、毛穴が詰まってくると徐々に生えている髪の毛の本数が減ってきてしまいます。強めのシャワーをあてながら、しっかりすすぎましょう。

6.トリートメントやリンスをつける場合は地肌につけず、毛先だけにつける
⇒洗い流さないトリートメントを使うと、ツヤが出てサラサラとした手触りになります。でも間違った使い方をするとベタベタしたり、髪が傷んでしまったりします。説明書をよく読み、タオルドライの後に使用するのかドライヤーで乾かした後に使用するタイプなのか確認して下さい。オイルタイプの種類によってはドライヤーで熱を加える前につけると、毛先に熱を吸収してしまい乾燥が悪化する場合があります。

7.両手に髪を挟んで叩きながら水分を落とす

8.タオルドライしてから、ドライヤーで乾かす
⇒濡れたままでおりますと、髪の毛のキューティクルが開いたままとなり痛みの原因となりますし、頭皮の雑菌が増える可能性があるのできちんと乾かしましょう。タオルはマイクロファイバーなどの速乾性のものがオススメです。

ドライヤーを使う注意点

ドライヤーをかける時は、髪の根元の方から毛先に向かってかけるようにします。キューティクルは魚のウロコのような形をしており毛先に向かって並んでいるので、毛先からかけるとキューティクルを乱す原因になります。ピン等でブロッキングし、根元から乾かすイメージでドライしましょう。(毛先は乾きやすいので熱を加えすぎると傷みの原因になります。)ドライヤーは熱より風量で乾く速さが決まりますので、ワット数の大きなプロ用ドライヤーがオススメです。

洗髪は髪の毛ではなく、頭皮の汚れを落とすものと考えましょう。健康な頭皮からツヤのある美しい髪が生まれます。

まとめ

・シャンプーを使う前に髪の毛の汚れを流しましょう
・ヘアブラシは豚毛のもの、シャンプーはアミノ酸系を使いましょう
・頭皮を洗いましょう
・カチューシャラインをしっかりマッサージしながら洗いましょう
・すすぎも時間をかけて行いましょう
・しっかりと乾かしましょう

ニキビしらずのお肌になるために実践したい9つのこと

ニキビの原因

ニキビには大きく分けて、3つの原因が考えられます。
1.アクネ菌によるもの(思春期ニキビ)
2.ホルモンによるもの
3.かぶれ (化粧品かぶれなど)
男性の肌は、女性の肌に比べ酸性に片よっているため、男性の方がニキビができやすい傾向があります。

ただ、「2 ホルモンによるもの」は女性特有のもので、生理の1週間〜10日前の時期に肌代謝が低下するために起こります。ホルモンによるものはなかなか予防が難しいですが、オススメするニキビ対策(ニキビ全般に有効)をご紹介すます。

気を付けたい9つのこと

1 )ニキビには乳酸菌やビフィズス菌入りの化粧品を!
出来てしまったニキビには、乳酸菌、ビフィズス菌入りの基礎化粧品を使用しましょう。

2 )洗顔はやさしく
洗顔用ブラシや、スクラブ入りの洗顔料は、炎症が起きているところにさらに傷をつくってしまう恐れがありますので、手でやさしく洗顔するようにしましょう。また、ピーリングも傷を作る可能性があるので、自己処置は危険です。

皮脂の分泌が盛んな時は、日に何度も洗顔しても大丈夫です。ただ、保湿はその都度しっかり行いましょう。

3)爪は短く
ネイルアートを楽しんでいる方には残念ですが、長い爪で肌に触れると、傷をつけてしまう場合がありますので、できれば爪を短く切りましょう。

4)ニキビ薬の注意
市販のニキビ薬にステロイドが入っているものがあります。ステロイドをつけて陽に当たると、皮膚が黒ずむ恐れがありますので、説明書や注意事項を確認し出来れば寝る前に、必要な部分だけにつけるようにしましょう。

5)殺菌や除菌の注意点
皮膚には常在菌がいて、肌を健康な状態に保つ働きをしています。殺菌効果の高い石鹸などで洗いすぎると常在菌までいなくなってしまい、肌が弱くなります。

最近はインフルエンザやノロウイルス対策で手につける除菌剤をよくみかけますが、使いすぎると手荒れを引き起こしますから注意しましょう。

6)ビタミンCを1日2000mg
ビタミンCは肌に良い働きがあります。ビタミンCには「原末」と表示のある粉末が添加物が最も少ないのですが、水に溶かしてもなかなかすっぱいので飲みにくいのが欠点です。

毎日継続して頂きたいので、カプセルか錠剤で、手頃な値段、1錠当たりのビタミンCの含有量が多いものを探しましょう。

7)刺激物はなるべく食べないで
唐辛子のたくさん入った料理やスナックは肌の刺激になります。ニキビに悩んでいる時は辛いものは避けましょう。また、お料理につかう油はオリーブオイルがおすすめです。

8)肌に触れるものを清潔に
タオル類、枕カバー、ハンカチ、ヘアターバンは清潔なものにしましょう。

9)髪の毛先が顔に触れていませんか?
いつも同じ所にニキビができる方は、その部分にいつも髪の毛先が触れている事があり、お気に入りのヘアと美肌がバッティングすることがあります。なるべく髪が顔にかからないで素敵でいられる髪型を研究してみましょう。

これらの注意を守って、美肌を目指しましょう。

まとめ

・乳酸菌、ビィフィズスキン入りの基礎化粧品を
・洗顔は手でやさしく洗いましょう
・爪は短くしましょう
・ステロイド入りのニキビ薬を使う時は使用法に注意
・殺菌しすぎは肌荒れの原因に
・ビタミンCを1日2000mg摂るのがオススメ
・刺激物はなるべく食べないで
・タオルなどを清潔に
・髪の毛先がニキビの原因になることも